ココモ法はギャンブルや投資の世界で高い知名度を誇るベッティングシステムです。
使えるシチュエーションには限りがありますが、原理がわかれば簡単におぼえられます。
ギャンブルを嗜むのであれば身につけておいて損はありません。
この記事では、ココモ法の概要とココモ法が有効なカジノゲームについて解説します。
また、ココモ法の改良・応用案も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ココモ法とは
ココモ法はマーチンゲール法のバリエーションともいえるベッティングシステムです。
負けが続くたびに賭け金を増やしていき、それまでの連敗で被った損失を1度の勝利で一気に取り戻すことを目的としています。
連敗が続くほど賭け金が増えていくため、あまりに連敗が重なると資金が不足する恐れもあります。
しかしその分勝ったときに得られる利益も大きくなるので、 ハイリスク・ハイリターンな戦略であるといえるでしょう。
ココモ法では前回と前々回の賭け金の合計値をベットします。
また、3倍配当のゲームで有効という特徴があります。
ココモ法のルール
- 最初と2回目の掛け金は1ユニット(基本となる金額)
- 3ラウンド目以降は前回と前々回の賭け金の合計値をベット
- 勝てば1ユニットからべット再開
たとえば最初の賭け金を$1とする場合、2ラウンド目の賭け金は1ラウンド目と同じ$1のままです。
3ラウンド目の賭け金は$1+$1=$2、4ラウンド目の賭け金は$2+$1=$3、5ラウンド目の賭け金は$3+$2=$5となる計算です。
ラウンド数 | 賭け金 | 負けたときの累計収支 | 勝ったときの累計収支 |
1 | 1 | -1 | +2 |
2 | 1 | -2 | +2 |
3 | 2 | -4 | +2 |
4 | 3 | -7 | +2 |
5 | 5 | -12 | +3 |
6 | 8 | -20 | +4 |
7 | 13 | -33 | +6 |
8 | 21 | -54 | +9 |
9 | 34 | -88 | +14 |
10 | 55 | -143 | +22 |
11 | 89 | -232 | +35 |
12 | 144 | -376 | +56 |
13 | 233 | -609 | +90 |
14 | 377 | -986 | +145 |
15 | 610 | -1,596 | +234 |
上の表は、ココモ法を$1からはじめたときのラウンドごとのベット額と累計収支をまとめたものです。
ココモ法は3倍配当のギャンブルにおいて有効なベッティングシステムであるため、15回も連敗が続くことはまずありません。
$1から開始したにもかかわらず15ラウンド目のベット額は$610、累計損失は$1,596にまで跳ね上がります。
しかし、1度勝つだけでそれまでの損失を一気に取り戻せるばかりか、$234の利益が得られます。
先に述べたとおりココモ法がハイリスク・ハイリターンな戦略であることがわかりますね。
マーチンゲール法との違い
マーチンゲール法は2倍配当のギャンブルにおいて有効なベッティングシステムです。
マーチンゲール法もココモ法と同様に連敗で失った損失を1度に取り戻すことを目的としています。
ココモ法が前回と前々回の合計値をベットするのに対し、マーチンゲール法では連敗するごとに賭け金を倍に増やしていきます。
下の表は、マーチンゲール法を$1からはじめたときのラウンドごとのベット額と累計収支をまとめたものです。
ラウンド数 | 賭け金 | 負けたときの累計収支 | 勝ったときの累計収支 |
1 | 1 | -1 | +1 |
2 | 2 | -3 | +1 |
3 | 4 | -7 | +1 |
4 | 8 | -15 | +1 |
5 | 16 | -31 | +1 |
6 | 32 | -63 | +1 |
7 | 64 | -127 | +1 |
8 | 128 | -255 | +1 |
9 | 256 | -511 | +1 |
10 | 512 | -1,023 | +1 |
ココモ法以上にベット額の増え幅は急ですが、こちらも1度勝つだけで損失を取り戻すことができるます。
マーチンゲール法もココモ法と同様にハイリスク・ハイリターンな戦略だといえますね。
3倍配当のギャンブルならココモ法、2倍配当のギャンブルならマーチンゲール法というように、配当によって使いわけると良いでしょう。
ココモ法はルーレットで有効
先でも触れているように、ココモ法は3倍配当のギャンブルで使うことを前提としています。
3倍配当のギャンブルは非常に少なく、代表的なところではルーレットにおける「ダズンベット」「コラムベット」しか見当たりません。
ココモ法は効果の高いベッティングシステムですが、使える機会はかなり限定されているといえますね。
ココモ法実践シミュレーション
ココモ法について理解したら、いよいよ実践です。
オンラインカジノのルーレットでココモ法を実践して、その効果のほどを検証していきたいと思います。
開始時の賭け金は$1です。
1ラウンド~
まずは適当に「1-12」にベットします。
予想は外れ。現時点での累計損益は-1です。
続いて「1-12」に$1をベットしましたが、ルーレットの出目は「0」でした。現時点での累計損益は-2です。
賭け金を$2に増やして「13-24」にベットするも外してしまいました。現時点での累計損益は-4です。
続けて「13-24」にベットします。賭け金は$2+$1=$3です。
的中しました。$9の配当を獲得して、累計損益は+2です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 1 | × | -1 |
2 | 1 | × | -2 |
3 | 2 | × | -4 |
4 | 3 | ○ | +2 |
5ラウンド
勝ったので賭け金をリセットします。
$1を「1-12」にベットしたところ見事的中しました。現時点での累計損益は+4です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
5 | 1 | ○ | +4 |
6ラウンド~
勝ったので賭け金は$1のままです。
続けて「1-12」に$1をベットしましたが、予想は外れ。現時点での累計損益は+3です。
また外れてしまいました。累計損益は+2です。
賭け金を$2に増やします。
3連敗です。現時点での累計損益は0です。
賭け金を$3に増やします。
またまた外れてしまいました。累計損益は-3です。
賭け金を$3+$2=$5に増やします。
5連敗。現時点での累計損益は-8です。
賭け金を$5+$3=$8に増やします。
まさかの6連敗です。累計損益は-16にまで減ってしまいました。
次の賭け金は$8+$5=$13です。そろそろ挽回しておきたいですね。
連敗ストップ。$39の配当を獲得して、累計損益は+10になりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
6 | 1 | × | +3 |
7 | 1 | × | +2 |
8 | 2 | × | 0 |
9 | 3 | × | -3 |
10 | 5 | × | -8 |
11 | 8 | × | -16 |
12 | 13 | ○ | +10 |
13ラウンド
勝ったので賭け金を$1に戻します。
続けて「1-12」にベットしたところ予想が的中しました。現時点での累計損益は+12です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
13 | 1 | ○ | +12 |
14ラウンド~
賭け金は$1のままで再度「1-12」にベットします。
外れ。累計損益は+11です。
また外れ。現時点での累計損益は+10です。
賭け金を$2に増やします。
またまた外れです。現時点での累計損益は+8です。
賭け金を$3に増やします。
連敗が続きます。累計損益は+5です。
賭け金が$5になったところでようやく勝つことができました。累計損益は+15です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
14 | 1 | × | +11 |
15 | 1 | × | +10 |
16 | 2 | × | +8 |
17 | 3 | × | +5 |
18 | 5 | ○ | +15 |
19ラウンド
勝ったので賭け金を$1に戻して「25-36」にベットします。
勝ちました。現時点での累計損益は+17です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
19 | 1 | ○ | +17 |
20ラウンド~
賭け金は$1のままで「25-36」に続けてベットします。
結果は外れ。累計損益は+16です。
再度「25-36」にベットします。賭け金は$1です。
予想的中です。累計損益は+18になりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
20 | 1 | × | +16 |
21 | 1 | ○ | +18 |
22ラウンド~
賭け金は$1のままで「1-12」にベットします。
結果は「25-36」でした。累計損益は+17です。
続けて「1-12」にベットしたところ勝つことができました。現時点での累計損益は+19です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
22 | 1 | × | +17 |
23 | 1 | ○ | +19 |
24ラウンド~
賭け金は$1のままで「1-12」に続けてベットします。
外れました。累計損益は+18です。
続けて「1-12」にベットしましたがまた外れてしまいました。現時点での累計損益は+17です。
「13-24」に予想を変えたことが裏目に出ました。結果は3連敗、累計損益は+15です。
「1-12」が続くと読んで、「1-12」にベットします。賭け金は$3です。
予想的中です。$9の配当を獲得して、累計損益は+21になりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
24 | 1 | × | +18 |
25 | 1 | × | +17 |
26 | 2 | × | +15 |
27 | 3 | ○ | +21 |
シミュレーション結果
ルーレットでココモ法をシミュレーションしたところ、結果は以下のようになりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 1 | × | -1 |
2 | 1 | × | -2 |
3 | 2 | × | -4 |
4 | 3 | ○ | +2 |
5 | 1 | ○ | +4 |
6 | 1 | × | +3 |
7 | 1 | × | +2 |
8 | 2 | × | 0 |
9 | 3 | × | -3 |
10 | 5 | × | -8 |
11 | 8 | × | -16 |
12 | 13 | ○ | +10 |
13 | 1 | ○ | +12 |
14 | 1 | × | +11 |
15 | 1 | × | +10 |
16 | 2 | × | +8 |
17 | 3 | × | +5 |
18 | 5 | ○ | +15 |
19 | 1 | ○ | +17 |
20 | 1 | × | +16 |
21 | 1 | ○ | +18 |
22 | 1 | × | +17 |
23 | 1 | ○ | +19 |
24 | 1 | × | +18 |
25 | 1 | × | +17 |
26 | 2 | × | +15 |
27 | 3 | ○ | +21 |
27ラウンドのうち勝ったのは9回なので、勝率は理論値どおりですね。
6連敗を喫したときには賭け金は$13、累計損失は-$16にまで膨れ上がりましたが、1度の勝利で$39の配当を獲得し、損失を一気に取り返しています。
最終的には$21のプラス収支で終わっているので、ココモ法はスタート時のベット額に対して大きな利益が期待できる戦略だといえるでしょう。
ただし、連敗が続いて資金が不足してしまうと大きな損失を被ってしまうので、軍資金に余裕をもって実践することをおすすめします。
目安としては15連敗しても耐えられる範囲、開始時のベット額を$1とするなら、少なくとも$1,600程度の資金を用意しておきたいところです。
ココモ法の改良・応用案
ここまでココモ法の基礎を解説し、実際にシミュレーションして効果を検証してみました。
ココモ法は連敗が続くと賭け金が膨れ上がり資金が不足する恐れがあるなど、まだまだ改良の余地があるといえるでしょう。
ココモ法を実践する際のリスクを減らすために有効な改良案について解説します。
マックスベットの大きいゲームを選ぶ
これは厳密にいえば改良案ではないのですが、とても重要なことなのでここで紹介しておきます。
冒頭で触れたように、ココモ法における最大のデメリットは連敗による資金不足のリスクが高いことです。
$1からベットを開始したときのラウンドごとの賭け金は以下の通りです。
ラウンド数 | 賭け金 |
1 | 1 |
2 | 1 |
3 | 2 |
4 | 3 |
5 | 5 |
6 | 8 |
7 | 13 |
8 | 21 |
9 | 34 |
10 | 55 |
11 | 89 |
12 | 144 |
13 | 233 |
14 | 377 |
15 | 610 |
16 | 987 |
17 | 1297 |
たとえば、ベットリミットが$1/$100のゲームでココモ法を実践する場合、12ラウンド目には最大ベット額を超えてしまうことがわかります。
つまり11連敗した時点でココモ法は継続が不可能となり、それまでの連敗で被った損失を取り戻すことは難しくなるでしょう。
しかし最大ベット額が$1,000のゲームであれば16ラウンド目まではココモ法に則ってベットすることが可能であるため、損失を取り戻せる確率が大幅に高まります。
ただしそれまでに勝てなければ累計$2,500以上の大きな損失を被ることになるので、くれぐれも気をつけてください。
1ラウンド目のベット額を減らす
前項の表は1ラウンド目のベット額を$1とした場合の賭け金についてまとめたものです。
1ラウンド目のベット額を減らせば連敗が続いてもラウンドごとの賭け金はそれほど大きくならないので、資金不足のリスクを大幅に減らすことができます。
下の表は1ラウンド目のベット額によるラウンドごとの賭け金の違いをあらわしたものです。
ラウンド数 | 賭け金 | |||
$0.1 | $0.25 | $0.5 | $1 | |
1 | 0.1 | 0.25 | 0.5 | 1 |
2 | 0.1 | 0.25 | 0.5 | 1 |
3 | 0.2 | 0.5 | 1 | 2 |
4 | 0.3 | 0.75 | 1.5 | 3 |
5 | 0.5 | 1.25 | 2 | 5 |
6 | 0.8 | 2 | 3.5 | 8 |
7 | 1.3 | 3.25 | 5.5 | 13 |
8 | 2.1 | 5.25 | 9 | 21 |
9 | 3.4 | 8.5 | 14.5 | 34 |
10 | 5.5 | 13.75 | 23.5 | 55 |
11 | 8.9 | 22.25 | 38 | 89 |
12 | 14.4 | 36 | 61.5 | 144 |
13 | 23.3 | 58.25 | 99.5 | 233 |
14 | 37.7 | 94.25 | 161 | 377 |
15 | 61 | 152.5 | 260.5 | 610 |
16 | 98.7 | 246.75 | 421.5 | 987 |
17 | 129.7 | 399.25 | 682 | 1,297 |
18 | 228.4 | 646 | 1,103.5 | 2,284 |
19 | 358.1 | 1,045.25 | 1,785.5 | 3,581 |
20 | 586.5 | 1,691.25 | 2889 | 5,865 |
21 | 944.6 | 2,736.50 | 4,674.5 | 9,446 |
22 | 1531.1 | 4,427.75 | 7,563.5 | 15,311 |
前項でも触れたように、1ラウンド目のベット額が$1だと賭け金は12ラウンドで$100を超えてしまいます。
しかし1ラウンド目のベット額を$0.1に減らせば最大ベット額が$100のゲームでも16ラウンドまで、最大ベット額が$1,000のゲームなら21ラウンドまでココモの法に則ってベットできます。
21連敗することはまずあり得ないので、1ラウンド目のベット金額を減らすことで途中で軍資金が不足するリスクを限りなくゼロに近づけることが可能 です。
ベット額を増やすタイミングを遅らせる
通常、ココモ法では3ラウンド目からベット額を増やしていきます。
しかしベット額を増やすタイミングを1ラウンド遅らせれば、連敗数を稼いで軍資金が不足するリスクをわずかながら減らす ことが可能です。
ラウンド数 | 賭け金 | 負けたときの累計収支 | 勝ったときの累計収支 |
1 | 1 | -1 | +2 |
2 | 1 | -2 | +1 |
3 | 1 | -3 | 0 |
4 | 2 | -5 | +1 |
5 | 3 | -8 | +1 |
6 | 5 | -13 | +2 |
7 | 8 | -21 | +3 |
8 | 13 | -34 | +5 |
9 | 21 | -55 | +8 |
10 | 34 | -89 | +13 |
上の表はベット額を増やすタイミングを1ラウンド遅らせた場合の賭け金と累計収支についてまとめたものです。
3ラウンド目に勝っても利益は得られませんが、損失を被ることはありませんし、また1ラウンド遅らせた分だけ連敗が続いたときの必要資金も少なく済みます。
簡単に改良できるので、ココモ法を実践する際にはぜひ取り入れてみてください。
最強の組み合わせ【ココモ法×フラワーベット法】
前項ではココモ法を運用する際のリスクを減らすことに重点を置いた改良法について解説しました。
それとは逆に、ココモ法をフラワーベット法と組み合わせれば、リスクは高くなりますが勝ったときにより大きな利益が期待できるようになります。
フラワーベット法とは
フラワーベット法とはルーレットにおけるベッティングシステムのひとつです。
ひとつの数字を囲むように9枚のチップをベットして勝率を上げると同時に、勝ったときの利益を高めることを目的としています。
上の画像は「20」を中心にフラワーベット法を用いた際のものです。
フラワーベット法でベットする数字は9箇所、ヨーロピアンルーレットにおけるインサイドベットは0~36の37箇所なので、フラワーベット法の勝率は9/37=0.24=24%となります。
しかしココモ法は勝率が1/3のギャンブルにしか使えないため、このままではフラワーベット法とココモ法を組み合わせることはできません。
そこで上の画像のように、ベットする箇所をスプリットベットのみに絞って9枚のチップで12箇所をカバーすれば、勝率は1/3となり、ココモ法と組み合わせることが可能になります。
また上の画像のようにする方法でも勝率は1/3となるので、ココモ法と組み合わせて使うことができます。
注意点として、どちらもベットエリアの外側の列と内側の列で配当が異なるため、場合によっては的中しても損失で失った利益を取り戻せない可能性があります。
逆にベットエリアの内側にある高配当のエリアの数字が出れば高額の配当が期待できるので、 ココモ法をよりハイリスク・ハイリターンに運用したいという人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
ココモ法の改良案でシミュレーション
ココモ法の改良案を実際のカジノゲームでシミュレーションする前に、ココモ法についておさらいしておきましょう。
ココモ法の概要は以下の通りです。
- マーチンゲール法から派生したベッティングシステム
- 3倍配当のギャンブルで有効
- ベット額は前回と前々回の賭け金の合計額
- 連敗で被った損失を一度の勝利で取り戻すことが可能
続いて、この記事で紹介したココモ法の改良法についておさらいします。
- マックスベットの大きいゲームを選ぶ
- 1ラウンド目のベット額を減らす
- ベット額を増やすタイミングを遅らせる
せっかくなのでこのシミュレーションではこの記事で紹介した改良法をすべて組み合わせて、その効果のほどについて検証してみたいと思います。
まず重要なのがゲーム選びですが、ここはベットリミットが$0.1/$2,000と幅広い「Golden Chip Roulette」でプレイしていきます。
1-2ラウンド
このシミュレーションでは勝率が1/3である「コラムベット」に絞ってベットします。
まずは適当に上列にベットします。賭け金は最小額の$0.1です。
外れました。現時点での収支は-$0.1です。
賭け金は$0.1のままで同じく上列にリベットしたところ、勝つことができました。収支は+$0.1です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 0.1 | × | -0.1 |
2 | 0.1 | ○ | +0.1 |
3-4ラウンド
下列にベットしましたが外してしまいました。現時点での収支は$0です。
賭け金は$0.1のまま下列にリベットしました。予想的中、収支は+$0.2です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
3 | 0.1 | × | 0 |
4 | 0.1 | ○ | +0.2 |
5-9ラウンド
賭け金は$0.1のまま上列にベットしましたが結果は外れ。現時点での収支は$0.1です。
なかなか当たらず、4連敗を喫してしまいます。この時点での収支は-$0.3です。
なんとか5連敗は免れました。$0.9の配当を獲得して収支は+$0.3です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
5 | 0.1 | × | +0.1 |
6 | 0.1 | × | 0 |
7 | 0.1 | × | -0.1 |
8 | 0.2 | × | -0.3 |
9 | 0.3 | ○ | +0.3 |
10-11ラウンド
連勝ならず。現時点での収支は$0.2です。
勝ちました。収支は+$0.4です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
10 | 0.1 | × | +0.2 |
11 | 0.1 | ○ | +0.4 |
12-15ラウンド
なかなか勝てず、3連敗してしまいました。この時点での収支は+$0.1です。
やっと勝てました。$0.6の配当を獲得して収支は+$0.5です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
12 | 0.1 | × | +0.3 |
13 | 0.1 | × | +0.2 |
14 | 0.1 | × | +0.1 |
15 | 0.2 | ○ | +0.5 |
16ラウンド
16ラウンド目にして2度目の連勝です。最終的な収支は$0.7でした。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
16 | 0.1 | ○ | +0.7 |
結果
この記事で紹介した攻略法をすべて組み合わせてシミュレーションをおこなったところ、以下のような結果となりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 0.1 | × | -0.1 |
2 | 0.1 | ○ | +0.1 |
3 | 0.1 | × | 0 |
4 | 0.1 | ○ | +0.2 |
5 | 0.1 | × | +0.1 |
6 | 0.1 | × | 0 |
7 | 0.1 | × | -0.1 |
8 | 0.2 | × | -0.3 |
9 | 0.3 | ○ | +0.3 |
10 | 0.1 | × | +0.2 |
11 | 0.1 | ○ | +0.4 |
12 | 0.1 | × | +0.3 |
13 | 0.1 | × | +0.2 |
14 | 0.1 | × | +0.1 |
15 | 0.2 | ○ | +0.5 |
16 | 0.1 | ○ | +0.7 |
たしかにベット額を小さくすれば資金不足に陥るリスクはかなり抑えられますが、その分得られる利益もかなり小さくなってしまいます。
1ラウンド目の賭け金を小さくするだけでもリスクを充分に抑えることができるので、ベット額を増やすタイミングを遅らせる改良法と併用する必要性は低いといえるでしょう。
以上の結果から、
- まずはベットリミットの幅広いゲームを選択し、
- 次に予算に合わせて1ラウンド目のベット額を決定、
- それでも資金不足のリスクがあると感じたらベット額を増やすタイミングを遅らせる
という順序を踏むことで、ココモ法の効果を最大限に発揮できることがわかります。
ココモ法×フラワーベット法の改良案でシミュレーション
次に、ココモ法とフラワーベット法を組み合わせるとどのような結果になるかシミュレーションしていきます。
検証するゲームは前項と同じ「Golden Chip Roulette」です。
1-2ラウンド
まずはダズンベットでいう「1st12」にあたるエリアにベットします。
ここではココモ法とフラワーベット法の相乗効果を検証するため、前項で用いた改良法は適用せず、1ラウンド目の賭け金はチップ1枚あたり$1とします。
外れました。フラワーベット法では1ラウンドあたり9箇所のエリアにベットするので、現時点での収支は-$9です。
同じエリアに同じ賭け金をリベットしたところ、勝つことができました。$36の配当を獲得して、収支は+$18です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 9 | × | -9 |
2 | 9 | ○ | +18 |
3-5ラウンド
3ラウンドと4ラウンドは共に外れでした。この時点での収支は$0です。
2回連続で負けたので、1箇所あたりの賭け金を$2に増やします。
結果は勝利。$36の配当を獲得して、収支は+$18です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
3 | 9 | × | +9 |
4 | 9 | × | 0 |
5 | 18 | ○ | +18 |
6-7ラウンド
ベットエリアを変えたことが裏目に出ました。現時点での収支は+$9です。
当たりました。$36の配当を獲得して、収支は+$36です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
6 | 9 | × | +9 |
7 | 9 | ○ | +36 |
8ラウンド
連勝です。またまた$36の配当を獲得して、収支は+$63です。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
8 | 9 | ○ | +63 |
9-14ラウンド
3連勝ならず。現時点での収支は+$54です。
ここからなかなか勝つことができず、5連敗してしまいました。この時点での収支は-$45です。
1ラウンドあたりの賭け金が$72まで膨れ上がっているので、そろそろ連敗を阻止しておきたいですね。
結果
ココモ法とフラワーベット法を組み合わせてシミュレーションをおこなったところ、以下のような結果となりました。
ラウンド数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | 9 | × | -9 |
2 | 9 | ○ | +18 |
3 | 9 | × | +9 |
4 | 9 | × | 0 |
5 | 18 | ○ | +18 |
6 | 9 | × | +9 |
7 | 9 | ○ | +36 |
8 | 9 | ○ | +63 |
9 | 9 | × | +54 |
10 | 9 | × | +45 |
11 | 18 | × | +27 |
12 | 27 | × | 0 |
13 | 45 | × | -45 |
14 | 72 | ○ | +27 |
ココモ法を単独で運用する場合に比べて1ラウンドあたりの賭け金が多くなるため、残念ながら資金不足に陥るリスクは格段に高まってしまいます。
しかしその分、的中したときに得られる利益も大きくなるので、 ハイリスク・ハイリターンの勝負を楽しみたいという人にはうってつけの攻略法だといえるでしょう。
ココモ法をローリスクで運用したい場合は前項の改良法を使う、リスクと引き換えに大きな利益を狙う場合はフラワーベット法と組み合わせるなど、状況に応じて使い分けることをおすすめします。