クラップスはバカラやルーレットといった花形ギャンブルと比べると知名度では一歩劣ってしまいますが、そのシンプルかつ奥深いゲーム性で古くから多くのファンを虜にしている人気のカジノゲームです。
ルールがやや複雑であるため覚えるまでに少し時間はかかるかもしれません。
しかしクラップスは他のカジノゲームにはない独自の魅力を備えています。
またクラップスで遊べるおすすめのオンラインカジノについても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
クラップスができるオンラインカジノ
クラップスはバカラやルーレット、ブラックジャックといったカジノゲームと比べると知名度が低く、したがってクラップスで遊べるオンラインカジノはそれほど多くありません。
オンラインカジノでクラップスをプレイしたいという人にはエルドアカジノとエムビットカジノがおすすめです。
エルドアカジノ
運営会社 | GLOBAL SYSTEM TECHNOLOGIES INC. |
---|---|
取得ライセンス | オランダ領キュラソー島 カナダ カワナケ |
当サイト限定ボーナス | 5000円入金不要ボーナス ⇒エルドアカジノの入金不要ボーナスの受け取り方を見る |
エルドアカジノは入出金の上限もないので、初心者からハイローラーまで幅広いユーザーに親しまれています。
クラップス以外にもさまざまなゲームを楽しみたいという人はぜひエルドアカジノでプレイしてみてください。
エムビットカジノ
エムビットカジノはビットコインなどさまざまな仮想通貨での決済に対応した利便性重視型のオンラインカジノです。
ゲーム数や出金スピードではエルドアカジノに劣ってしまいますが、エムビットカジノのデモモードを利用すればクラップスを無料でプレイできるから練習台にはうってつけですよ。
ボーナスの種類も豊富なのでぜひ利用してみてください。
クラップスのルール
クラップスのルールをひとことで表すならば「2つのダイスの出目を予想するゲーム」といったところでしょうか。
こう言うとかなりシンプルなゲームであるように思えますが、実際のルールは少し複雑です。
クラップスに必要なもの
詳しいルールについて解説する前に、まずはクラップスを遊ぶために必要な道具をご紹介していきます。
クラップスを遊ぶために必要な道具は以下のとおりです。
- ダイス(2個)
- テーブルマット
- チップ
たった3種類の道具を揃えるだけで大人数でのプレイにも対応できるため、クラップスをプレイする物質的なハードルはかなり低いといえるでしょう。
ただしクラップスはベットエリアのバリエーションが多いので、本格的なプレイを楽しむには専用のテーブルマットを用意する必要があります。
クラップス用のテーブルマットはカジノグッズを取り扱っているショップで購入するか、もしくはオンラインカジノのプレイ画面を参考に自作してください。
ダイスは一般的な六面体のものを使用します。チップはポーカー用のものが望ましいですが、雰囲気を重視しないのであれば麻雀用の点棒でも構いません。
ゲームの流れ
それではいよいよクラップスのルールについて解説します。
クラップスの大まかなゲームの流れは以下のとおりです。
- 1. ディーラーがシューターを指名する
- 2. 任意のベットエリアにチップをベットする
- 3. シューターがダイスを振る
- 4-1. ダイスの出目の合計値が「7」「12」ならプレイヤーの勝ち
- 4-2.ダイスの出目の合計値が「2」「3」「11」ならプレイヤーの負け
- 4-3. ダイスの出目の合計値が「4」「5」「6」「8」「9」「10」のいずれかの場合はその数字を「ポイント」としてゲームを続行し、シューターが再度ダイスを振る
- 5-1. ダイスの出目の合計値が「7」であればプレイヤーの負け
- 5-2. ダイスの出目の合計値が「ポイント」であればプレイヤーの勝ち
- 5-3. それ以外の数字であればゲームを続行し、勝敗がつくまでシューターがダイスを振る
以上が「パスライン」にベットしたときの主なゲームの流れです。
クラップスにはさまざまなベットのバリエーションがあり、賭け方によって勝敗のつき方が大きく異なります。
パスラインはクラップスの中でもっとも基本的な賭け方なので、まずはパスラインにベットした場合のゲームの流れを把握するようにしてください。
勝利条件
先でも触れたようにクラップスにはさまざまなベットエリアがあり、賭け方によって勝利条件が異なります。
ここではそれぞれの賭け方の勝利条件について解説していきます。
パスライン(Pass Line)
パスラインの勝利条件には以下の2とおりがあります。
クラップスではパスラインの勝利条件である「7」「11」を「ナチュラル」、逆に負けとなる数字である「2」「3」「12」を「クラップス」と呼びます。
1投目のダイスの出目が「ナチュラル」であればその時点でプレイヤーの勝利ですが、「クラップス」の場合にはプレイヤーの負け、どちらにも当てはまらなければその数字を「ポイント」としてゲームを続行します。
2投目以降にダイスの出目が「ポイント」を示せばプレイヤーの勝利となりますが、ダイスの出目の合計値が「7」であればプレイヤーの負けです。
2投目以降は「ポイント」か「7」が出るまでダイスを振り続けることになるので、プレイヤーが勝つためには「7」よりも先に「ポイント」が出なければならないということですね。
また一投目にダイスを振ることを「カムアウトロール(Come Out Roll)」、2投目以降にダイスの出目の合計値が「7」を示すことを「セブンアウト(Seven Out)」、「カムアウトロール」から「セブンアウト」までの流れを「シリーズ(Series)」と呼びます。
クラップスでは広く使われている用語なのであわせて覚えておいてください。
ドントパス(Don’t Pass Bar)
ドントパスの勝利条件は以下の2とおりです。
ドントパスという名前からも分かるように基本的にはパスラインの逆、すなわちパスラインが勝つと負け、パスラインが負けると勝つ賭け方となります。
例外として、1投目のダイスの出目の合計値が「12」の場合は引き分けとなるので注意してください。
カム(Come)
カムの勝利条件は以下の2とおりです。
勝利条件は基本的にパスラインと変わりませんが、カムは2投目以降でなければベットできません。
たとえば4投目でカムにベットしたとき、4投目が「ナチュラル」を示すか、5投目以降のダイスの出目の合計値が「ポイント」だった場合にカムの勝利となります。
逆に4投目が「クラップス」となるか、5投目以降で「セブンアウト」すればカムにベットしたプレイヤーの負けとなってしまいます。
2投目以降なら「シリーズ」が変わらない限りいつでもベットできるので、余裕があれば試しに賭けてみてもいいかもしれませんね。
ドントカム(Don’t Come Bar)
ドントカムの勝利条件は以下の2とおりです。
ドントカムをひとことで言うと、カムの勝利条件をドントパスに置き換えた賭け方です。
こちらもカムと同様に2投目以降なら「シリーズ」が変わらない限りいつでも好きなタイミングでベットすることができます。
オッズベット(Odds Bet)
オッズベットは2投目以降に追加でベットする賭け方で、カムやドントカムと同じように2投目以降でなければベットできません。
たとえばパスラインおよびドントパスでは「カムアウトロール」が「ナチュラル」か「クラップス」であるかによって勝敗が決まりますが、ダイスの出目の合計値がどちらにも当てはまらなければ、勝負は2投目以降にもつれこみます。
2投目以降は1投目のダイスの出目の合計値を「ポイント」として、「ポイント」が出るか「7」が出るまでダイスを振り続けることになります。
この場合、「ポイント」が出る確率と「7」が出る確率は必ずしも同じではありませんが、パスライン、ドントパス、カム、ドントカムの配当はいずれも2倍(1:1)です。
対してオッズベットは「ポイント」が出る確率に応じた配当がつくので、クラップスの勝率を高めるうえでとても重要な賭け方だといえるでしょう。
オッズベットにおける「ポイント」ごとの配当は以下のとおりです。
ポイント | パスライン/カム | ドントパス/ドントカム |
4 | 3倍(2:1) | 1.5倍(1:2) |
5 | 2.5倍(3:2) | 1.67倍(2:3) |
6 | 2.2倍(6:5) | 1.83倍(5:6) |
8 | 2.2倍(6:5) | 1.83倍(5:6) |
9 | 2.5倍(3:2) | 1.67倍(2:3) |
10 | 3倍(2:1) | 1.5倍(1:2) |
パスラインおよぼカムにおいて、もっとも出現率が低い「4」と「10」の配当は3倍、その次に出現率の低い「5」と「9」の配当は2.5倍、そしてもっとも出現率の高い「6」と「8」の配当は2.2倍となっています。
ドントパスおよびドントカムでは「ポイント」より先に「7」が出る確率を基準に配当が決まるため、パスラインやカムの場合とは逆に出現率が高い数字ほど配当が大きくなります。
オッズベットの配当は出現率の高さと完全に比例しているとても割の良い賭け方なので、ひととおりのルールを覚えたら他の賭け方とあわせてベットしてみてください。
フィールドベット(Field Bet)
フィールドベットの勝利条件は以下のとおりです。
フィールドベットはプレイヤーの好きなタイミングでベットできますが、ベットした直後の1投しか対象にならないので注意が必要です。
「3」「4」「9」「10」「11」の配当はいずれも2倍(1:1)ですが、出現率の低い「2」か「12」が出た場合は3倍(2:1)の配当を獲得します。
エニークラップス(Any Craps)
エニークラップスの勝利条件は以下のとおりです。
フィールドベットと同様にプレイヤーの好きなタイミングでベットできますが、ベットした直後の1投しか対象にならないので気をつけてください。
エニークラップスの配当は8倍(7:1)です。
エニーセブン(Any Seven)
エニーセブンの勝利条件は以下のとおりです。
こちらもプレイヤーの好きなタイミングでベットできますが、ベットした直後の1投しか対象になりません。
エニーセブンの配当は5倍(4:1)です。
勝率に対して配当が著しく小さいので、エニーセブンにベットするメリットはほとんどないといえるでしょう。
ホーンベット(Horn Bet)
ホーンベットの勝利条件は以下のとおりです。
こちらもプレイヤーの好きなタイミングでベットできますが、賭けの対象となるのでベットした直後の1投のみです。
配当はダイスの出目の合計値によって異なり、「3」か「11」なら配当は15倍(14:1)、「2」か「12」なら配当は30倍(29:1)となります。
ビッグシックス(Big 6)
ビッグシックスの勝利条件は以下のとおりです。
ビッグシックスは2投目以降であればプレイヤーの好きなタイミングでベットすることが可能で、その効力は「シリーズ」が終わるまで持続します。
ビッグシックスの配当は2倍(1:1)です。
ビッグエイト(Big 8)
ビッグエイトの勝利条件は以下のとおりです。
ビッグシックスと同様に2投目以降ならプレイヤーの好きなタイミングでベットすることが可能で、その効力は「シリーズ」が終わるまで持続します。
こちらもビッグシックスと同じく配当は2倍(1:1)です。
プレイスベット(Place Bet)
プレイスベットは「4」「5」「6」「8」「9」「10」のいずれかを選択する賭け方を指します。
プレイスベットの勝利条件は以下のとおりです。
こちらも2投目以降であればプレイヤーの好きなタイミングでベットすることが可能で、その効力は「シリーズ」が終わるまで持続します。
オッズベットと同じく数字の出現率によって配当が異なるので注意してください。
プレイスベットにおける数字ごとの配当は以下のとおりです。
- 「4」:2.8倍(9:5)
- 「5」:2.4倍(7:5)
- 「6」:2.16倍(7:6)
- 「8」:2.16倍(7:6)
- 「9」:2.4倍(7:5)
- 「10」:2.8倍(9:5)
プレイスベットにおける「6」と「8」はビッグシックスおよびビッグエイトとまったく同じ勝利条件であるにもかかわらず配当が高いので、ビッグシックスやビッグエイトに賭けることはおすすめしません。
ハードウェイ(Hard Way)
ハードウェイは「2」「3」「4」「5」のいずれかのゾロ目が出ることを予想する賭け方を指します。
ハードウェイの勝利条件は以下のとおりです。
プレイスベットと同様に2投目以降であればプレイヤーの好きなタイミングでベットすることが可能で、その効力は「シリーズ」が終わるまで持続します。
ハードウェイにおける数字ごとの配当は以下のとおりです。
- 「2」のゾロ目:8倍(7:1)
- 「3」のゾロ目:10倍(9:1)
- 「4」のゾロ目:10倍(9:1)
- 「5」のゾロ目:8倍(7:1)
プロポジションベット(Propogision Bet)
クラップスにおいてある特定の数字の組み合わせを予想する賭け方をプロポジションベットと呼びます。
ハードウェイの勝利条件は以下のとおりです。
プロポジションベットはプレイヤーの好きなタイミングでベットできますが、ベットした直後の1投しか対象にならないので注意が必要してください。
プロポジションベットの組み合わせと配当は以下のとおりです。
- 「1」のゾロ目:31倍(30:1)
- 「1」と「2」の組み合わせ:16倍(15:1)
- 「5」と「6」の組み合わせ:16倍(15:1)
- 「6」のゾロ目:31倍(30:1)
クラップスで遊んでみた
クラップスのルールとゲームの流れをひととおり覚えたら、いよいよ実践です。
オンラインカジノのテーブルゲームのプレイ画面を交えながらゲームの流れについて解説していくので、自分でプレイしているつもりで読んでみてください。
1シリーズ目
まずはクラップスにおけるもっとも基本的な賭け方であるパスラインに$100をベットします。
パスラインはカムアウトロールの結果が「ナチュラル」なら勝ち、「クラップス」なら負けという賭け方です。
カムアウトロールの結果は「11」でした。
「11」は「クラップス」なのでプレイヤーの負けです。
2シリーズ目
気を取り直して2シリーズ目にまいりましょう。
1シリーズ目と同じくパスラインに$100をベットします。
2シリーズ目のカムアウトロールは「9」でした。ベットした$100のチップは「9」」のベットエリアに移動します。
「9」は「ナチュラル」にも「クラップス」にも当てはまらない数字なので、2投目以降は「9」を「ポイント」としてゲームを進めていきます。
せっかくなので「9」に$100のオッズベットを追加して、いざ2投目です。
2投目のダイスの出目の合計値は「6」でした。「9」か「7」が出るまでダイスを振り続けます。
3投目は「4」でした。
4投目は「3」です。なかなか勝敗が決しませんね。
続く5投目。ポイントナンバーである「9」が出たのでプレイヤーの勝利です。
パスラインの配当$200とオッズベットの配当$250を足した計$450の配当を獲得しました。
このように予想が的中すれば大きな配当が獲得できるので、ぜひ積極的にオッズベットに賭けることをおすすめします。
3シリーズ目
次はフィールドベットに$100をベットしてみましょう。
フィールドベットはダイスの出目の合計値が「2」「3」「4」「9」「10」「11」「12」なら勝ちという賭け方です。配当はパスラインと同じ2倍(1:1)ですが、中でも特に出る確率が低い「2」か「12」が出れば3倍(2:1)の配当が獲得できます。
カムアウトロールは「3」でした。
惜しくも3倍配当は逃してしまいましたが、結果的には勝つことができたので良しとしましょう。
4シリーズ目
次はドントパスに$100をベットします。
ドントパスとはパスラインと逆にカムアウトロールが「ナチュラル」なら負け、「クラップス」なら勝ちという賭け方ですが、「12」が出た場合は引き分けとなります。
カムアウトロールは「5」でした。
「ナチュラル」でも「クラップス」でもないので、勝負は2投目以降にもつれこみます。
ドントパスなので、「5」よりも先に「7」が出ればプレイヤーの勝利です。
$100のオッズベットを追加して、2投目に進みます。
2投目は「5」でした。
パスラインならプレイヤーの勝ちですが、ドントパスに賭けていたので賭け金はすべて没収となります。