オンラインカジノは、世の中の様々ある「資金を増やす方法」の1つです。
オンラインカジノで安定的に収益を出せれば、あまり仕事をしなくても生きていける、そのように考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、長期的に見てオンラインカジノで資金は増やせるのか、つまりオンラインカジノに投資することができるのか、ということについて解説します。
目次
投資とオンラインカジノの違い
投資とオンラインカジノの違いは、大きく次の4つに分けられます。
- 勝者と敗者の有無
- 資金の増減するスピード
- 投資家(プレイヤー)のすべきこと
- 資金を増やす方法
それぞれについて、詳しく解説します。
勝者と敗者の有無
オンラインカジノでは、勝者がいれば、その裏には必ず敗者がいます。
それはオンラインカジノの還元率が約95%であるためです。
例えば、100人のプレイヤーが一人1万円ずつ、合計で100万円ベットしたとしましょう。このうち、5%の5万円分は胴元の利益となります。
そして、残りの95万円分を100人のプレイヤーで奪い合うことになるのです。
均等に9500円ずつ還元されたとすれば、全員が500円分の損失を被る敗者になります。
しかし、多くの場合には、一部のプレイヤーが莫大な資金を獲得し、残るプレイヤーはそれ以下の資金しか得ることができません。
オンラインカジノの還元率は、他のギャンブルと比較すると高いと言われますが、それでも必ず敗者が生まれる構図には変わりないのです。
一方で、株式投資では敗者が生まれないこともあります。
実際には、投資に失敗して破産するという人もいるので、イメージはしづらいかもしれませんが、株式投資の還元率は107%と言われています。
つまり、全員が100万円で株式を購入すれば、1年後には107万円を全員が受け取っているということも、あり得ない話ではありません。
資金の増減するスピード
資金の増減するスピードについては、投資は遅く、オンラインカジノは速いという特徴があります。
例えば、配当率3%の株式を100万円分購入し、毎回配当を受け取るたびに、それを再投資していくとします。
この場合、100万円の資金が2倍の200万円になるのは、およそ24年後です。
しかし、オンラインカジノの場合、100万円の資金を200万円にするのは数時間でできてしまうこともあります。
一方で、株式を購入した場合、その会社が上場を廃止したり、倒産したりしない限りは安定して配当を受け取り続けることができます。
元本の100万円分も、1日で半額になったり、無一文になったりすることはほとんどありません。
しかし、オンラインカジノの場合、流れ次第では、ものすごいスピードで資金が溶けていくことも十分にあり得ます。
投資は長期的に資金を増やしていけるという特徴があるのに対して、オンラインカジノには短期的に資金を増やしていけるという特徴があります。
投資家(プレイヤー)の裁量
投資とオンラインカジノでは、投資家(プレイヤー)が裁量の大きさにも違いがあります。
株式投資の場合、投資家がすべきことは株式の購入と売却の2つです。
指値注文を入れておけば、あとはシステムが勝手に手続きしてくれるということもあります。
デイトレーダーでもない限りは、ほとんど放置しているという人も多いでしょう。
しかし、オンラインカジノでは、プレイヤーが実際にゲームをプレイして、ベットしなければ資金を増やすことができません。
投資のように、プレイヤーが何もしなくても資金が勝手に増えていくということはオンラインカジノではあり得ないのです。
逆に、プレイヤーがベットさえすれば、資金が増えるチャンスにつながります。
自分の裁量で、どこまで資金を増やすか決められるというのは、投資にはないオンラインカジノの特徴です。
資金を増やす方法
投資とオンラインカジノには、資金の増やし方にも違いがあります。
投資では、株式投資ならば、銘柄を安く購入して高く売却する、配当を獲得する、という2通りの方法で資金を増やすことができます。
また、債券や預金ならば、一定期間経過後に元本に利子がつくことで、資金が増えていきます。
しかし、オンラインカジノでは様々な資金の増やし方があります。
ベットを的中させることはもちろん、ベットするだけでリベートを増やせたり、入出金の度にボーナスを受け取れたりなど、その方法は様々です。
オンラインカジノは資金を増やすためにプレイヤーがしなければならないことが多い分、資金の増やし方も様々あると言えるでしょう。
オンラインカジノは投資にはなり得ない
オンラインカジノでも資金を増やすことができるので、投資に近い性質があります。
しかし、資金を失うリスクも決して少なくはないということは、注意しておかなければなりません。
オンラインカジノは、不確実なことに対しての賭けを行うギャンブルです。
高い確率で勝てるという攻略法を実践したとしても、ギャンブルとしての域を抜け出すことはないでしょう。
その意味では、投資とは全く別物と捉えた方が良いでしょう。
長期的に資金をコツコツ増やすという投資的な楽しみ方も可能ではあります。
しかし、オンラインカジノは勝てば勝つほど、脳内でドーパミンが分泌され「もっと増やしたい」と考えるものです。
そして実際に、大きく増やすことができると、味を占めてさらに強欲になっていきます。
その結果、「毎日1%ずつ増やそう」という投資的な手法でオンラインカジノを楽しんでいたプレイヤーも、イチかバチかというギャンブル的な楽しみ方に、徐々に移行していってしまうというのはよくある例です。
オンラインカジノは投機?
ギャンブル的な要素のある投資は、「投機」と呼ばれます。
これは、機会に投資するというものです。
具体的には、株価が低い時に購入し、高い時に売却するというデイトレーダー的手法を指します。
投機は投資と比較して、短期的な利益を狙う方法です。
投機は成功すれば、短期間で一気に大きな資金を増やすことができる反面、一気に資金を減らしてしまうというリスクもあります。
短期間で資金が大きく増減する可能性があるという点においては、オンラインカジノは投機に似ている部分もあるかもしれません。
投資がしたいならオンラインカジノ以外で
投資とオンラインカジノは全くの別物です。
長期的に、安定した資金を確保したいと考えている場合には、オンラインカジノではなく、やはり投資をすべきでしょう。
もちろん、投資にもFXなどハイリスクなものから、国債や預金などのローリスクなものまで、その種類は様々です。
しかし、前述した還元率が示す通り、投資は、理論上は確実に資金を増やしてくことが可能です。
対してオンラインカジノは資金を一気に失う可能性も少なくはないので、投資をしたいと考えている方には不向きです。
なお、様々な経済状況の影響を受けるので、投資も絶対に安全とは言えません。
順調に業績を拡大してきた企業でも、業績不振に陥り、株価が下落したり、配当を停止したりすることはあります。
ギャンブルでも資産は増やせる
世の中には、ギャンブルだけで生計を立てているような人もいます。
実際にうまくやれば、ギャンブルで資産を増やすことも十分可能なのです。
例えば、オンラインカジノについて言えば、前述の通り、ベットで勝利する以外にも様々な方法で資金を増やすことができます。
一番簡単なのは、各オンラインカジノのボーナスやキャッシュバックシステム。
オンラインカジノでは新規ユーザー獲得のため登録や入金に対しボーナスが付与されることが多いです。
アカウント登録をしてキャッシュバックやボーナスをもらい、増やして出金することができれば投資ではありませんがお金は増えます。
カジノのポイントシステム等を利用すれば更に効率は良くなるでしょう。
オンラインカジノは投資ではなくギャンブルですが、お金を稼ぐ手段は無数にあります。
カジノ投資詐欺に注意
筆者が聞いた話では、【オンラインカジノは投資になる】といった謳い文句で集客するサービスがあるそうです。
オンラインカジノはギャンブルですので、投資にはなりえませんし確実に儲けることも不可能です。
オンラインカジノの詐欺は非常に危険です。
知識だけでも必ず知っておいてください。
配信サービスや有料コミュニティに誘導されることもあるそうですが、確実に損をすることは間違い有りません。
オンラインカジノで稼げるツールなども同様です。
もし稼げるツールが存在するなら確実に運営は対策しますし、垢バンや出金停止等の措置が取られます。
甘い言葉に惑わされず、カジノをするのであればギャンブルであることを必ず認識しておきましょう。