中国湖北省の武漢で発生したコロナウィルスは、全世界で猛威を振るい始めています。
連日多くの方が陽性反応を示す中で、外出自粛など実生活に大きな影響が出始めている方もいるでしょう。
実は、コロナウィルスの影響はダイレクトにオンラインカジノにも出始めています。「オンラインなのになんで?」と疑問に思う方も多いはずです。
そこでこの記事では、コロナウィルスがオンラインカジノやランドカジノに与えた影響、そして今後の予想について、詳しく解説していきます。
目次
オンラインカジノがコロナウィルスから受けた影響
コロナウィルスが蔓延したことで、オンラインカジノにはプラスの影響もマイナスの影響も生じています。
具体的には、どのような影響が出ているのでしょうか。
オンラインカジノのプレイ時間が長くなる
コロナウィルスで外出はできなくなった人が多くいます。
テレワークの場合にも、上司や同僚からの監視がなくなったため、就業時間中でもスマートフォンを触るという機会も増えているはず。
家で過ごす自由な時間が増えたことで、元々のオンラインカジノプレイヤーが、これまで以上に長い時間をプレイできる環境が整っています。
例えばプログレッシブスロットの場合は、総プレイ時間が長くなれば、当然ベット額も増えていきます。
すると、ジャックポット金額も比例するように大きくなります。
もしかしたら、コロナウィルスによる自粛期間がジャックポットを狙う大チャンスになるかもしれません。
オンラインカジノの新規登録者が増える
外出禁止の影響で、自宅で手持無沙汰になったという人もいます。
そういった方々が暇つぶしの手段を探していたところ、オンラインカジノの存在を知り、アカウントを登録するというケースも多いでしょう。
競馬は無観客で開催、パチンコ店は営業自体しているものの人々が密集する空間とあって、特にギャンブル愛好家にとっては苦しい状況です。
スポーツベットも、多くのスポーツの試合が延期や中止となり、賭けそのものを行うことができません。
そこで、新たなギャンブルの選択肢として、オンラインカジノに登録するという人も多くいます。
オンラインカジノが熱いですょ。
コロナで外出できないって人はパチスロ、パチンコより家でオンラインカジノオススメです。— マサヒロ (@iI7QSCW8DsTn32T) March 29, 2020
また、株価やビットコインの乱高下も目立つ状況です。
金融資産を所有することも絶対安全とは言えない状況となった中で、新たな投資先としてオンラインカジノを選択するという人もいるようです。
ライブテーブルが減少
コロナウィルスの蔓延の影響により、ライブテーブルを制限するオンラインカジノも増えてきています。
ディーラーに陽性の疑いがある場合には、テーブルに立たせるわけにはいかないためです。
また、そもそも外出が禁止されている場合には、ディーラーが自宅からカジノまで移動できないことも影響しています。
エボリューションゲーミングのライブゲームの一部はコロナのため運営を停止してる模様。はやくこの疫病が収束してくれること願っています。#ベラジョンカジノ
— ハイエナおじさん@俺のベラジョンカジノ (@haienaojisan) March 25, 2020
特に、ライブカジノプロバイダ最大手のEvolution Gamingは、ヨーロッパにいくつもライブカジノスタジオを設けているとあって、続々とテーブルを閉じざるを得なくなっています。
今後も、事態が終息しなければ、さらに多くのテーブルが閉鎖となることも想定しておかなければなりません。
出金遅延が発生
オンラインカジノの出金は、本人確認や出金条件の審査をクリアすることで、処理が実行されます。
もちろん、その審査はオンラインカジノのスタッフにより施されるものです。
そのため、通常よりも出金に時間がかかるケースが多くなっています。
審査を担当できるスタッフが十分に出勤できていないという事情もあるのでしょう。
また、「いつオンラインカジノが閉鎖になるか分からない」という恐怖感から、通常以上に出金申請が頻発していることも、出金遅延に拍車をかけているかもしれません。
本当だ!今落ちてますね…メンテなのかコロナ影響なのか?たしかに出金にスティックペイがあったのは私も見た記憶があるのですが、入金はどうだったかな…?🤔
— オンカジ娘(ジャムおじさん) (@btcFXmania777) March 28, 2020
また、初めての出金申請の場合は、かなり時間がかかるという覚悟も必要です。
それは、本人確認は通常の営業時であってもかなりの時間を要することとなるためです。
まだ本人確認が済んでいないという方は、できるだけ早めに書類を提出しておき、出金申請時に慌てないようにする方が良いでしょう。
世界のカジノはさらに影響を受けている
オンラインカジノ以上に大きな影響が出ているのが、世界のランドカジノです。
閉鎖するカジノが続出
カジノ空間は、まさにコロナウィルスの感染拡大の温床となる環境です。
それを危惧してか、ヨーロッパを中心として多くのカジノ施設が一時的に営業を停止するという事態になっています。
新型コロナさん、見えないあなたが憎いよ。
カジノ×旅行が唯一の楽しみなのに、それを奪うなんて…。
1月を最後に、2月マカオ(カジノ施設閉鎖により)中止、3月下旬から4月のラスベガス中止、5月こそ!って感じ。
新型コロナ続いたら、本当にどうしよ。— Yumetoki Yanagida (@_yumetoki) March 29, 2020
また、一部の国・地域では、カジノ事業が歳入の大部分を占めるようなケースもあります。カジノの営業ができないことが、国家財政そのものに多大なる影響を与えるかもしれません。
営業してもカジノ客が来ない
カジノの営業ができていても、すべてのゲストを歓迎するというわけにはいきません。
例えばマカオのカジノでは、マスクを着用していない客、検温の結果基準値を超えた客の入場は拒否したり、テーブルで客同士が密接しないように参加人数を制限したりするなどといった対策を施しています。
カジノの売上は、プレイヤーからのベット金額が大部分を占めるものです。
よって、そもそもプレイヤー数を制限することは、そのまま減収に直結してしまいます。
また、コロナウィルスの影響で、世界的に海外渡航が制限されている状況です。
そのため、カジノが一大観光産業となっている国や地域も、来客数の激減に伴い、大きな減収となってしまっています。
On junkets, they’re declining by about 50 percent since February
中韓からの旅行者が多いジャンケットは50%減。
— ポボンた (@tarou_mousou) March 14, 2020
今後のオンラインカジノに対するコロナの影響予想
コロナウィルスが今後さらに拡大するのか、それとも終息するのか、先は読めません。
しかし、オンラインカジノの今後については、いくつか予想できることがあります。
中小オンラインカジノは淘汰される
現在は多くのオンラインカジノサイトがあります。
長い運営歴を誇るカジノもあれば、誕生して1年足らずという勢いのあるカジノまで様々です。
コロナウィルスが猛威を振るい、オンラインカジノにも様々な悪影響が出ている状況において、多くのプレイヤーは「安全性」や「信頼性」を最優先に考えることになるでしょう。
すると、かなり安全性の高い大手のオンラインカジノへの人気が集中し、逆に誕生したばかりのオンラインカジノは新規のプレイヤーを獲得できなくなるかもしれません。
安全度を図る基準は様々ですが、1つには「上場企業による運営」という点があります。
具体的なオンラインカジノで言えば、チェリーカジノ(日本市場撤退済み)やウィリアムヒルカジノなどがあります。
インターカジノとベラジョンカジノは、2020年1月に運営会社が変更になったため、上場企業による運営ではなくなりました。
今後も安定して運営し続けられるか、という点を気にする場合には、運営企業の情報について調べてみるといいかもしれません。
プロモーションボーナスが充実する
あらゆるギャンブルが感染の温床となりかねない状況において、オンラインカジノの人気は急速に高まっています。
この好機は逃すまい、とオンラインカジノ各社がこれまで以上に積極的なプロモーション活動を展開し、新規プレイヤーの獲得に熱心になるかもしれません。
実際に、クイーンカジノやベラジョンカジノでは、コロナウィルス関連のボーナスオファーを出しました。
本日最終日
クイーンカジノ×Hi-Banq
コロナウイルスに負けるな!キャンペーン全ての入金のリロードボーナスがUP
外出を自粛して、家でオンカジして、予防しましょう#オンカジ #クイーンカジノ #コロナウイルス対策 pic.twitter.com/gpKs2IYBCI— QueenCasinoクイーンカジノ[公式キャラクター]クイーンガール (@QueenCasino2) March 8, 2020
新規プレイヤーにとって、プロモーションボーナスはオンラインカジノ選択における最も重要な点の1つと言えます。
現在は、ボーナスやキャッシュバックという形が一般的ですが、さらにプレイヤーにとって有利となるリアルマネーの進呈という内容のプロモーションもどんどん出てくるかもしれません。
スロットやテーブルゲームの新作が続出する
前述の通り、ライブカジノはテーブルを閉鎖するといったような事態が生じています。それは、ゲームに際してディーラーが欠かせないためです。
しかし、スロットやライブカジノ以外のテーブルゲームについては、すべてシステムによって動いているので、閉鎖される心配がありません。
そこで、ゲームプロバイダ各社が新作ゲームを次々に開発するという可能性も考えられます。
外出禁止や自粛の影響により、プレイヤー一人一人のオンラインカジノ滞在時間も長くなるでしょう。飽きを生じさせないためにも、多種類のゲームが必要になります。
銀行振込ができるオンラインカジノが増える
現状オンラインカジノで獲得した資金を出金するためには、一度エコペイズやヴィーナスポイントといった電子決済サービスを経由しなければなりません。
しかし、コロナウィルスの蔓延の影響もあって、電子決済サービスにおいても出金遅延などトラブルが生じています。
そこで、今後はオンラインカジノからの出金方法にも、改善が見られる可能性があります。特に、注目されるのは銀行口座への直接出金です。
現在勝利金を直接銀行口座に出金できるのは、ベラジョンカジノやインターカジノ、クイーンカジノなど一部のオンラインカジノのみです。しかし、今後はさらに多くのサイトが便利な銀行出金を導入することが期待されます。
さらに一歩進んで、オンラインカジノのウォレットから、直接ATM出金できるような体制も整えられてくるかもしれません。
新規プレイヤー獲得のために、プロモーションボーナスだけではなく、プレイヤーにとって便利なサービスの整備がどんどん進められていくことも、十分に考えられます。