IR推進法が可決され、日本でのカジノ熱が高まりつつある今、カジノでポーカーをやってみたいと思う方も少なくありません。
このページでは、ポーカーの中でも日本になじみのある、『ドローポーカー』のルールやコツを紹介します。
よければ参考にしてみてくれ。
目次
ドローポーカーとは
ドローポーカーとは、配られた5枚のトランプでワンペアやストレート、フラッシュといったような役を作り、相手との役の強さを競い合うゲームです。
相手のカードが何かわからないので、1ゲームの中で2回ある掛け金の引き上げを利用して相手との駆け引きを楽しむことがゲームのキモです。
ポーカーにはいくつか種類があり、ドローポーカーは『クローズドポーカー』と呼ばれるポーカーの1種です。
ドローポーカーが含まれる『クローズドポーカー』は相手に手札を見せません。
日本ではポピュラーなルールですが、世界では実はマイナーなルールです。
他には『スタッドポーカー』『フロップポーカー』という手札の一部を見せる種類のポーカーも存在し、海外ではこちらのほうが一般的です。
ドローポーカーのルール
ドローポーカーに限らずポーカーは役の強さを競うゲームのため、役の強さを把握することがドローポーカーをやる上で必要不可欠です。
ポーカーでは数字に強さが決まります。
Aが一番強く、その次にKそこからQ~3まで順番通りに行き、2が一番弱い数字です。
ポーカーの役を強い順に並べるとこのようになります。
- ストレートフラッシュ
- フォーカード
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーカード
- ツーペア
- ワンペア
- ハイキッカー
役の強さは揃えるのが難しい順番と考えて間違い有りません。
ドローポーカーにおけるハンドの強さを弱い順に順番に紹介します。
ハイカード「ハイキッカー」
ハイキッカーはすべてのハンドの中で最も弱いです。いわゆる『役ができていないハンド』です。
単純なカードの強さで勝負します。
カードはAが一番強く、K>Q>J>10と続き2が一番弱いです。
スートの強さは♠>♡>♢>♣です。
♠のAが一番強く、♣の2が一番弱いということですね。
ワンペア
ワンペアはAAやKKといった『同じカードの組み合わせが一組あるハンド』です。
ツーペア
ツーペアはワンペアのような『同じハンドの組み合わせが2組あるハンド』となります。
スリーカード
スリーカードは『同じ数字のカードが3枚あるハンド』です。
ストレート
ストレートはカードの絵柄に関係なく1,2,3,4,5といったような『5枚のカードが順番になっているハンド』です。
フラッシュ
フラッシュは数字の順番に関係なく、『5枚のカードの絵柄がすべて同じになっているハンド』です。
フルハウス
フルハウスはAAAKKといったような『ワンペアとスリーカードが組み合わさっている状態のハンド』です。
フォーカード
フォーカードは『同じ数字のカードが4枚あるハンド』です。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュはストレートとフラッシュの組み合わせ、つまり『5枚のカードの数字の順番と絵柄がどちらもすべてそろっているハンド』です。
ドローポーカーの進め方
ドローポーカーのゲームの進め方を順番にご紹介します。
ドローポーカーの流れは以下のとおりです。
- アンティを払う
- カードを配る(5枚)
- ベッティングラウンド(1回目)
- カード交換
- ベッティングラウンド(2回目)
- ショーダウン
カジノのテーブルでは【100-200-400】といった数字が書かれた数字が記載されています。
数字は左から【アンティ・スモールベット・ビックベット】です。
アンティは参加費です。
スモールベットはスモールブラインド(SB※後述)と呼ばれるプレイヤーのベット額です。
ビックベットはビックブラインド(BB※後述)と呼ばれるベット額です。
アンティ(参加費)を払う
席に座り、ディーラーからカードが配られ前にまず、アンティと呼ばれる参加費を支払わなければなりません。
アンティの値段はそれぞれのテーブルごとに違いますが、基本的には1回目の掛け金の引き上げの最小ベット額の4分の1が主流です。
※最小ベット額が100$なら20$
ディーラーの決定
ドローポーカーのディーラーはカジノのスタッフでなく、プレイヤーが行います。
一般的にディーラーは、プレイヤーに1枚ずつカードを配り一番強いカードが配られたプレイヤーが担います。
ディーラーにはボタン(ディーラーを担当している証)が置かれます。
ベットタイム
ボタン(ディーラー)の左隣をスモールブラインド(SB)、さらにSBの左隣をビッグブラインド(BB)呼びます。
SB、BBのプレイヤーはアンティとは別に金額をベットしなければなりません。
※SBはスモールベット、BBはビックベットの金額をべットします。
これをブラインドと呼びます。
ブラインドはカードが配られる前に払うので注意が必要です。
カードの配布
ブラインドが支払われた後、ディーラーからカードがSB(左隣)から時計回りに1枚ずつ、合計5枚配られます。
掛け金の引き上げ(1回目)
BBの左隣(役のないプレイヤー)を基準に時計回りで5枚のカードをもとにベット、コール、レイズ、フォールドのうちどれかのアクションを行います。
ベット | ベットは、場にチップが出されていないときに金額をベットすることです。 |
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コール | コールは、自分より前にアクションをするプレイヤーがベットした金額に対してそれと同じ金額を出すことを指します。 |
レイズ | レイズは、先にベットしたプレイヤーに対してベットされた金額の倍以上をベットし、掛け金を吊り上げることです。 また、自分の持ち金すべてをベットすることを「オールイン」と呼びます。 |
フォールド | フォールドは、自分より前にアクションをするプレイヤーのベットに対し、自分は金額をベットせずそのゲームから降りることを指します。 アンティと、それまでにベットしたすべてのチップを失います。 |
チェック | チェックは、場に何もチップが出されていないとき、ベットをせずに次のプレイヤーにアクションを回すことを指します。 |
各プレイヤーが出すベット額がそろうまでアクションが繰り返されます。
カード交換
全員の掛け金がそろうとカード交換になります。
自分の不要な枚数をディーラーに戻し、ディーラーから同じ数のカードが配られます。交換する枚数に制限はなく、0枚~5枚まで交換できます。
また、自分の役がどんなに弱くてもこれ以降カード交換はできません。
掛け金の引き上げ(2回目)
完成した自分の役をもとに再度ベット、コール、レイズ、チェック、フォールドのうちいずれかのアクションを繰り返します。
1回目の掛け金の引き上げと同様に全員の掛け金がそろうまでアクションを繰り返します。
ショーダウン(手札公開)
全員の掛け金がそろうと、ショーダウンになります。
お互いの手札を見せ合って、一番強い役を持っていたプレイヤーがそのゲームで出されたすべてのチップを総取りできます。
ドローポーカーのコツ
ドローポーカーで勝つためのコツをいくつかご紹介します。
ブラフをうまく使いこなす
ドローポーカーにブラフ必須です。
本当は自分のハンドは強くないが、強くレイズといったようなベッティングアクションを行うことによって、相手に自分は強い役を持っていると思わせるテクニックです。
例えば、あなたのハンドが3348Qでだったとします。
あなたはワンペア出来ていますが、決して強いハンドとは言えません。
しかしここで、あなたがレイズをすると相手はどう思うでしょうか?
相手にあなたのハンドは相当強いと思わせることができ、相手を下ろさせ場にあるチップを相取りできるのです。
しかし、もし相手があなたのブラフを見破り、コールされた場合あなたが勝っている確率はほとんどありません。
ブラフを使う場面と使わない場面を使い分け、むやみやたらにブラフをしないことが大切です。
フォールドをうまく使う
ドローポーカーは我慢のゲームといわれています。毎回自分の思うようなハンドが来ないのがドローポーカーです。
そんな時必要になるテクニックが、うまくフォールドすることです
例えばあなたのハンドは269JAだとしましょう。
現状あなたのハンドは何も完成していません。
1回目の掛け金の引き上げをコールで回し、手札交換で運にかけるという選択肢もありますが、あなたの理想のカードがヒットする確率は極めて低いです。
いいカードが来なかった場合、あなたのチップは相手に相取りされてしまいます。
運任せのプレイを繰り返していては本当にいいハンドが来る前にあなたの手持ち資金をすべて溶かしてしまいます。
そうならないためにはフォールドが必要です。カードが悪いときはアンティだけ支払ってフォールドしましょう。
ドローポーカーは我慢のゲームなのです。
ドローポーカーの無料アプリ
実際にカジノに行く前にドローポーカーを練習してみたい、そんな方にオススメの無料ドローポーカーアプリがPOKERSTARSです。
実に全世界に7000万人以上もの登録者を抱えており、オンラインポーカー業界では圧倒的なシェアを誇ります。
運営会社 | TSG Interactive Gaming Europe Limited Villa |
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取得ライセンス | オランダ領キュラソー島 |
POKERSTARSは無料で使用できるオンラインポーカーサイトで世界中の人がリアルタイムで参加しているため、世界中の人とドローポーカーをプレイすることができます。
また、トーナメントも随時開催されています。
最初はノーリミットホールデムといういわゆるカジノのような持ち金がすべて自分のものになる形式で経験を積みましょう。
慣れてきたら、最初に参加費を支払い、全員同じチップ量からスタートするトーナメントに参加し自分の実力を試してみるというのもいいかもしれません。
ポーカーのプロプレイヤーというのは日本ではあまり知られていませんが、世界中では子供の将来なりたい職業TOP3に入り、トーナメントの優勝賞金は数十億というような夢のような競技でもあります。
ぜひその一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。